広島・江田島市の山火事 約240ヘクタールを焼き鎮火の見通し立たず
江田島市で山火事が発生してから3日目になりますが、鎮火の見通しはたっていません。江田島では、すでに約240ヘクタールを焼失。いまも消火活動が続いていますが、空気の乾燥や強風が火災を拡大させたと見られます。
15日も山林が燃えているのは、江田島市にある標高438メートルの陀峯山です。未明からの雨などで火の勢いは弱まったものの、消防車40台、ヘリコプター5機など155人態勢での消火がつづきました。
出火したのは13日の午前。火は陀峯山南側の中腹辺りから海側に向けて燃え広がりました。
■付近の住民
「夜は火の勢いがあがっていて、手の打ちようがないような」
■付近の住民
「南風だったから煙も見えたし、においもしてました」
これまでに山林約240ヘクタールを焼失。消防は、出火当時強風と空気の乾燥で火の勢いが収まらず、延焼が拡大したとしています。
13日と14日、県南部には「強風」と「乾燥」の注意報がでており、広島市安佐北区で田んぼ2000平方メートルを焼失。呉市安浦町でも民家3棟を焼き、火が山林に燃え移るなどしています。
いまも鎮火の見通しが立たず、消火活動が続く山火事…。消防は、日没後規模を縮小するものの、夜通し消火活動を続けるとしています。
(2024年1月15日・テレビ派で放送)