落ち葉で作るアートや焼き芋で心も体もあっ”たまる” たき火を囲んでホッとするひと時を!【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。澤村優輝アナウンサーが、広島市南区で行われる「あたたかみのある」イベントについてお伝えします。
2024年で6回目を迎える『あっ”たまる”比治山』は、たき火を囲むこの季節ならではのイベントです。
会場となる比治山公園の御便殿(ごべんでん)広場は、平和大通りの東に位置しており、豊かな自然の中にまんが図書館や現代美術館があり、アートにも親しめる場所となっています。また、原爆からの復興を象徴する場所として『平和の丘』構想のもと、再整備が進められています。現代美術館のリニューアルや、G7広島サミットの各国首脳の記念碑が建てられました。
その比治山でイベントを行うのが、比治山の賑い作りを広島市と共に担う市民グループ『SATOMACHI』です。「あっ"たまる"」には「枯れ葉が"たまり"、たき火であた”たまり”、未来への思いが”たまる”、そんな冬のOneDayにしてほしい。」という意味が込められているそうです。代表の和田徳之さんは「イベントで自然の循環を感じて、森と人々が元気になる姿をイメージしてつけました。」と話していました。
このイベントの中心にあるのは「たき火」です。会場の至るところにたき火台が設置され、来場者が薪をくべることもできます。夜には、大人向けのイベントもあり、闇に揺らぐたき火を囲んで、世代を超えて語りあうことができます。
そして、たき火で作る「焼き芋」も魅力の1つです。「落ち葉を集めて、アルミを巻いて、みんなで準備した焼き芋を頬張る姿を見ると自然と笑顔になる。」と、代表の和田さんは話していました。その他にも、あたたかいフードやドリンクもたくさん用意されるということです。
また「焼き芋」や「たき火」に使う落ち葉は、アートとしても使い道があります。2023年に続いて実施される「落ち葉フェス」は、色とりどりの落ち葉を分けて並べてアートにして楽しむ子ども向けの企画です。2024年は、会場で「オチバツリー」「オチバポンチョ」「オチバテント」を作る予定です。どのような形になるのか、ぜひ会場でご覧ください。
このイベントで大事となる「落ち葉」を集めることも、1つのエンタメとなっています。それが『スポGOMI』です。「ゴミ拾いはスポーツだ!」と位置付けて、ルールを決めて得点を競い合うゴミ拾いで、東京で始まり各地広がりを見せています。
ゴミの重さや大きさでポイントが変わります。イベントで大事となる落葉は、比治山の特別ルールで、ポイントが高くなるそうです。「自然の循環を感じてほしい」と話す代表の和田さんの言葉にもあるように、イベントの中で落葉を活用した「自然の循環」が実践されています。
『あっ”たまる”比治山』は、12月7日(土)と8日(日)に開催されます。たき火を扱うため、保険登録で連絡先の提供が必要となります。詳しくはホームページをご覧ください。ぜひ、比治山であっ”たまって”ください。