都市型乗合タクシー実験がスタート 広島市東区戸坂地区
■乗合シーン
「第1号です!」
「お世話になります」
「よろしく」
広島市東区の戸坂地区で20日から試験的に乗合タクシーが導入されました。その名は「戸坂ともいきタクシー」。20日朝、運行を請け負う「はと第一交通」で出発式が行われました。乗合タクシーは事前に電話で予約すれば自宅まで迎えにきてくれます。他の利用者と乗り合わせながら目的地に向かいます。日曜日と祝日を除く午前9時から午後4時まで1時間ごとの運行です。
タクシーに乗り降りできる場所はスーパーや病院など利用が多い24カ所が選ばれています。
■利用者
「便利がいいですね」
「利用しようと思います」
坂道や狭い道が多い戸坂地区。路線バスの停留所から距離がある住宅も多く高齢者や妊婦の移動手段が長年の課題でした。
■秋本会長
「運転免許を持っている人も運転できなくなる、坂道が多くて歩くのが大変だ」
「戸坂の町では色んな課題をこの1年間であぶりだしながら、解決していきたい。今後継続するシステムにしていきたい」
よくタクシーを使うこちらの女性。新しく始まる乗合タクシーに別の楽しみも感じています。
■利用者
「わたしあまり家から出ないので、たまには知らない人とお話するのも楽しいです」
試験運行は20日から1年間の予定で、利用状況をみて本格的に運行するかを判断するとのことです。
《2023年12月20日放送》