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広島ドラゴンフライズ Bリーグ・プレミア参入を目指して! 広島グリーンアリーナの改修に迫る【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年6月26日 18:05
広島ドラゴンフライズ Bリーグ・プレミア参入を目指して! 広島グリーンアリーナの改修に迫る【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが気になるテーマを自ら取材してお伝えする『アナたにプレゼン』。宮脇靖知アナウンサーが、広島グリーンアリーナの改修についてをお伝えします。

先日、広島ドラゴンフライズの浦伸嘉社長が広島県庁を訪問し、湯崎英彦知事に広島グリーンアリーナ改修案の説明を行いました。来季から指揮を執る朝山正悟新ヘッドコーチは「チームとしてもまず、より大きなアリーナで、自分たちのホームコートでやりたいという思いはあります。その中で、うまく進んでいってくれたらいいなという思いはありますね。」と話していました。

改修案の説明を行った理由として、2年後から始まる新リーグ『Bリーグ・プレミア』の参入条件が大きく分けて『売上高12億円』『入場者平均4000人』『アリーナ』の3つの条件があるからです。この基準に関して、2024年にすでにクリアをしているのは、売上高と入場者です。朝山新ヘッドコーチは「たくさんの方に会場に足を運んでもらったので、クラブとしての最大と言える部分がクリアできたのは大きかった。」と話していました。今シーズンが、参入条件の最後の基準になる年であることから、20数クラブが入場者数平均4000人を超えたそうです。

しかし『アリーナ』に関しては、これから解決しないといけない課題があるということです。アリーナにも『5000席以上の観客席』『スイートルームが全体の2%』『ラウンジがあること』という基準があります。ラウンジは、試合観戦者が出入りできるようなスペースで、スイートルームと合わせて5%以上の確保が必要になるそうです。

『5000席以上の観客席』についてです。現在のホーム・広島サンプラザホールでの今シーズンの入場者数は4000人を超えました。広島グリーンアリーナで開催した試合は、入場者数が4試合平均で6000人を超えていることから、これからホームになる新しいアリーナは5000席を満たすことが条件になります。「この先バスケットボール界が発展しくためには、もっともっと大きなアリーナでやっていく必要があると思いますので、グリーンアリーナくらいの規模ですと、より選手たちも力が入ると思います。」と、朝山新ヘッドコーチは話していました。

しかし、新しいアリーナの建設にすぐに取り掛かることは難しいため、広島ドラゴンフライズの浦社長は、2023年から広島県と掛け合い、広島グリーンアリーナの使用を要望していました。結果として、2026年のシーズンから5年間を目処に、広島グリーンアリーナをホームとして利用でき、ホームゲーム8割の開催が決まっています。

『スイートルームが全体の2%』についてです。改修案として、飲食を楽しみながらの試合観戦、席によってはマツダスタジアムやピースイング広島などのようにテラスのような席になっており、自由に動くことができるようなスイートルームを設置する予定です。

具体的な改修案としては、現在の364席を撤去して、スイートルーム席を117席を設け、現段階では合計で5000席から5600席を想定しています。改修費用の3億円を広島ドラゴンフライズが負担し、県に寄付するそうです。

広島ドラゴンフライズの浦伸嘉社長は「チャンピオンチームとして、まずは新リーグにしっかりと条件を整えて参入をする。そして、Bリーグを引っ張る存在になりたい。」と話していました。それに対して広島県の湯崎英彦知事は「いろんなスポーツで、同じ環境をこの改修によって楽しめるのではないか。」と話しました。バスケットボールだけではなく、バレーなどでも利用することで、広島県民全体の、スポーツ界全体の盛り上がりを生むことが期待されます。

このようなアリーナの先駆けとなったのは琉球ゴールデンキングスのホームアリーナです。これから利用されるアリーナの1つに、千葉ジェッツのホームとなる『ららアリーナ東京ベイ』があります。およそ1万人を収容できます。朝山新ヘッドコーチは「アリーナを持っているチームがたくさんある中で、自分たちもそういった雰囲気の中で、全然ガラっと雰囲気が違うので。その中でプレイしたいと思っている選手はいっぱいいると思うんですね。僕自身もそうでしたし。自分自身もできたらいいなと思いますけどね。そういった雰囲気のアリーナが全国各地でできるのは、楽しみでしかないですね。」と言います。また、Bリーグの試合だけではなく、ライブにコンサート、アイスショーなども行われます。広島に新しいアリーナができるのは、2030年前後を予定しているということです。