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インフルエンザ感染拡大 深刻な「薬不足」

2023年12月6日 19:27
インフルエンザ感染拡大  深刻な「薬不足」

インフルエンザの流行に伴い、せきどめなどの薬不足が深刻な状況になっています。広島市安佐南区のこの診療所では、毎週10人前後の患者が訪れています。

■堀江内科小児科医院 堀江正憲 院長
「やはりコロナがずっとはやっていましたねインフルエンザに対しての免疫がおちたんでしょうね。かかりやすくなっている。」

県は東部や山間部の感染拡大を受け、2023年11月24日に4年ぶりとなるインフルエンザ警報を発令。広島市の感染者も増え続け、「警報レベル」に迫っています。感染の急拡大で不足しているのが「薬」です。この診療所に隣接する薬局でも、せきどめや子ども用の抗生物質の入荷がほとんどありません。症状が軽い患者に投薬する日数を短くするなどして対応しています。

■堀江内科小児科医院 堀江正憲 院長
「せきどめがないので非常に苦労していますインフルエンザによる咳とか肺炎が広がらないように早めの受診などが必要と考える」

この流行はいつまで続くのか。専門家に見通しを聞きました。

■広島県感染症疾病管理センター 桑原正雄センター長
「子どもから大人へ大人に感染が広がったときにそれが忘年会に重なるともっと広がってくる(ピークが)年末年始ということになるかもしれないどうなるのか難しいところ」

年末年始に向け、さらなる感染拡大が懸念されるインフルエンザ。医療機関は、薬を必要な人に届けるためにも「早めのワクチン接種」を呼びかけています。

【2023年12月6日 放送】