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宮島への高級宿泊施設誘致めぐり廿日市市と反対住民が初の協議会 住民「聞いてもらえる場が持てたのは少し前進」 廿日市市「一番安心できる着地点が理想」

2024年5月2日 20:38
宮島への高級宿泊施設誘致めぐり廿日市市と反対住民が初の協議会 住民「聞いてもらえる場が持てたのは少し前進」 廿日市市「一番安心できる着地点が理想」

廿日市市が宮島に建設を検討している高級宿泊施設について、誘致に反対する住民と市による初めての「協議会」が2日、開かれました。

宮島桟橋から東に3キロほどのところに位置する「包ヶ浦自然公園」。廿日市市はここに高級宿泊施設の建設を検討していますが、環境破壊などを懸念する地元住民が建設反対の声をあげています。
そんな中、2日に実現した官民合同の協議会。宮島の住民代表と廿日市市の副市長などが包ヶ浦の利活用について話し合いました。

2時間に及んだ会議では、市が包ヶ浦の利用者数がコロナ禍で半減したことなどを共有しました。住民からは「自然を大切にする場所」として残したいという意見が寄せられたといいます。

■宮島町総代会 正木 文雄会長
「聞いてもらえる場が持てたのは少し進んだのかなという感想は持っているけども(宿泊施設の誘致に)非常に住民は不安を持っています」

■廿日市市 村上雅信 副市長
「疑問をできるだけ解消しつつやっていくことが前提。(住民が)一番安心できる形が着地点として出ればそれが理想ではある」

廿日市市は5月28日にも協議会を開き、具体的な活用策を持ち寄って議論を進めたいとしています。
【2024年5月2日放送】