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"7本指のピアニスト" 被爆地ヒロシマでの演奏に込めた思い

2024年9月3日 19:17
"7本指のピアニスト" 被爆地ヒロシマでの演奏に込めた思い

8月下旬、1人の音楽家が広島でコンサートを開きました。難病により、両手あわせて7本の指で音を奏でるピアニストが被爆地での演奏に込めた思いとは。

ピアニストの西川悟平さん。先週、広島市内でコンサートを開きました。

難病の影響で、左手は親指と人差し指しか動きません。その姿から「7本指のピアニスト」と呼ばれています。

ニューヨークを拠点に活動する西川さん。広島での演奏には、特別な思いがありました。

去年11月、平和公園で開かれた音楽イベントに出演した時のこと。被爆地で演奏する意味を考えたといいます。

■ピアニスト 西川悟平さん
「79年前にあそこで本当に苦しんだ方々がいた。他人事じゃないような気がして」

コンサートでは、命の大切さを表現した曲など11曲を披露しました。

■聞いた人
「とてもよかったです。すばらしかったです。音から伝わる悟平さんの思いとかがジーンと届いたんだと思う」

■ピアニスト 西川悟平さん
「一音たりとも心を込めない音はないと思って弾いていました」

西川さんは、今後も広島でコンサートを開き、世界に平和の思いを発信したいということです。

【2024年9月3日 放送】