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どうする!どうなる? 開業から23年の紙屋町シャレオ 広島

2024年6月20日 19:04
どうする!どうなる? 開業から23年の紙屋町シャレオ 広島

開業から23年が経過した紙屋町シャレオに、2024年の秋ごろ飲食店など2店舗が出店する見通しであることが分かりました。少しでも空きテナントを減らそうと、様々な対策が取られています。

20日、紙屋町シャレオの中央広場で開かれたマルシェ。野菜の特売には行列ができるほどの人気ぶりです。

しかし、サッカースタジアム方面に抜ける西通りをのぞいてみると…

人通りはまばらで、閉じたシャッターが目立ちます。

シャレオを運営する広島地下街開発の長光社長です。

■広島地下街開発 長光信治 社長
「こうした感じで空き区画が増えていて、全部で74区画あるがその内17区画がこういった状況」

2001年に開業したシャレオは、当時広島に初めてスターバックスが出店したこともあり、多くの賑わいが生まれました。

しかし、コロナ禍で多くの飲食店が閉店し、現在は約4分の1の区画が空いた状態…。2023年4月から1年間の純損益は1億8900万円の赤字となり、厳しい状況が続いています。

少しでも賑わいを取り戻そうと、こんな試みも…

■ひろしま美術館 烏田泰史さん
「シャッターに美術館の絵をラッピングして、少しでも華やかな感じを出している。普通、美術館に行くと風景画とかが混在しているが、肖像画だけを並べている」

3年前から始まった、このシャッターアート。ここにしかない世界観を堪能できます。

■ひろしま美術館 烏田泰史さん
「引き続きやってほしいという声があったので、まずはひろしま美術館だけで繋いで今後ほかの美術館にも声をかけて続けていけたらと思う」

取り組みはほかにも…

■広島地下街開発 長光信治 社長
「シャレオの集客力を高めるため、施設をオープンして両サイドにキッチンを備えて、これから起業する人が試しに料理を作って提供したり、みなさんが集まるイベントを開催してもらったりできる」

1日を通して1万円から利用することができ、飲食業のテストマーケティングやスポーツ観戦など、様々な用途で集客を狙います。

また、サンフレッチェの試合がある日は対象店舗で割引イベントを行うなど、あの手この手で対策を講じます。
   
■広島地下街開発 長光信治 社長
「まずは空き店舗の解消がある。具体的な交渉を今進めているので、うまくいけば数店舗埋まる可能性がある」

(2024年6月20日放送)

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