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「音楽そのものが治療」 米人名誉教授が音楽療法体験ワークショップ【徳島】

2024年6月14日 18:45
「音楽そのものが治療」 米人名誉教授が音楽療法体験ワークショップ【徳島】
音楽でリハビリをおこなう音楽療法を、障がいがある人やその家族に体験してもらうワークショップが6月14日、徳島市で開かれました。

徳島市の県立21世紀館で開かれた音楽療法体験ワークショップ

指導をおこなったのは、アメリカ人の音楽療法士で、徳島文理大学の名誉教授、マイケル・ローバッカーさんとスザンヌ夫人です。

徳島文理大学・音楽療法コースの学生9人も参加し、障がい者支援施設に通う利用者や、その家族らと世界各地の楽器を使って音楽を奏でました。

利用者は見慣れない楽器、アフリカンドラムに、はじめは戸惑った様子を見せます。

そのことに気づいたマイケルさん。

シンバルを持ち出し、演奏の仕方を手ほどきします。

音楽療法はアメリカが先進国です。

「演奏」や「歌」、リズムに乗り「踊る」ことが多くの感覚を刺激し、「運動」や「感情」、「コミュニケーション」の向上を支援します。

療養を受けることで健康の維持や、心と体の障がいの改善などの効果が期待されます。

(参加者)
「楽しそうにできていたので良かった」
「リズムに乗って叩いていたのでびっくりした」

(アメリカの音楽療法士マイケル・ローバッカー徳島文理大学名誉教授)
「きょうの目的は、音楽で共に人々と交流できたらと思っていた」
「しかし(参加者の)喜びや動きから、音楽療法の治療効果を実感した」
「音楽そのものが治療なんです」

徳島文理大学によりますと、県内で活動する音楽療法士は10人程度だということで「これからはもっと数が増えてほしい」ということです。

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