熊本空港の国際線利用 過去最多となる見通し TSMC工場進出や定期国際便就航後押しに
2023年度の熊本空港の国際線利用客について、県は20万人を上回り過去最多となる見通しを明らかにしました。
23日に開かれた県議会特別委員会での県の説明によりますと、2023年度の熊本空港の国際線の利用客数は1月末時点で約15万7000人と過去最多のペースで推移しているということです。そのうえで、最も多かった2018年度の20万6699人を上回り過去最多になる見通しを示しました。
県は台北線や香港線の定期便の就航に加え、台湾の大手半導体メーカー、TSMCの工場進出による影響が好調な要因だとしています。また週4便運航しているチャイナエアラインの熊本~台北線について県の担当者は、2月27日から3月30日まで臨時便が1便加わるほか、3月31日以降は、定期便が週5便に増えることを明らかにしました。
県は現在運休中の台湾・高雄線の復活やTSMCの工場進出を受けて、国際航空貨物の輸送拡大を目指すとしています。