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香港航空が7年半ぶり熊本定期便を再開 国際線活発化の一方で課題も

2023年12月4日 18:14
香港航空が7年半ぶり熊本定期便を再開 国際線活発化の一方で課題も

熊本地震以降、事実上撤退していた香港に拠点を置く航空会社「香港航空」が、約7年半ぶりに香港との定期路線が再開しました。

2日午後、熊本空港に降り立ったのは、香港航空の定期便。152人が乗った香港発の第1便を、消防車による放水「ウォーターサルート」による“虹のアーチ”で歓迎しました。

さらに到着口にはくまモンも駆けつけ、香港からの乗客を出迎えました。

■乗客(女性)
「熊本にまた来たよ!」
■乗客(男性)
「2時間半で来られるのですばらしいです)
■乗客(女性)
「熊本の歴史的な場所や、おいしいものを堪能したいです」

コロナ禍が明けて全国的に国際線の需要が高まる中、約7年半ぶりに再開した香港線。当面、火曜、木曜、土曜の週3往復の運航になりますが今後、熊本を選んでもらうために、さらなる魅力発信が求められています。

【解説】
今年に入り、熊本空港は5社3路線の国際線が就航または再開しました。
1月には韓国のティーウェイ航空がソウルを結ぶ定期便を再開し、毎日1往復運航しています。
9月には台湾の台北との定期便が相次いで就航し、スターラックス航空が毎日、チャイナエアラインが週4日、いずれも1日1往復運航しています。TSMCの熊本進出で期待される相互交流がより活発になっています。
そして11月には香港エクスプレスが、2日は香港航空が香港線を再開。いずれも週3日1日1往復運航しています。

(畑中香保里キャスター)
次々に国際便が増えていますが、香港航空の張有強会長からは「熊本の受入体制が整えば毎日の運航を検討する」という話しもあったそうです。これはどういうことでしょうか?

(東島大デスク)
熊本に限った話ではありませんが、外国エアラインの運航再開で最大のネックになっているのが人手不足です。特に航空機を誘導したり、貨物を載せたりするグランドハンドリングと呼ばれる人たち。それから保安検査の人たちも。航空機の発着に欠かせないこの人たちが足りず、熊本空港も相当限界にきています。

(畑中キャスター)
日本に来たい人たちはいるのに、飛行機が飛ばせないということでしょうか?どう改善したらいいのでしょうか?

(東島デスク)
もともと給与や労働環境が厳しく、コロナ前から人手不足の業界です。まず待遇改善が必要。さらに県などの自治体も、これまでは外国エアラインの誘致ばかり熱心に支援していましたが、もっと足もとを見直して、グランドハンドリング会社への支援が必要です。これまで以上に自治体が間に入って調整しないと、これ以上増やしていくのは難しい状況だと思います。

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