岩手県大船渡市で起きた大規模な山林火災で、大船渡市は10日午前、市内に出されていた避難指示をすべて解除しました。

避難指示の解除を受けて、車が続々と避難指示が出ていた地域に向かっています。

岩手県大船渡市で起きた大規模な山林火災では、これまでに、市の面積およそ9％に当たる2900ヘクタールが焼失し、建物への被害は210棟に上っています。大船渡市は、先週金曜日から徐々に避難指示を解除し、9日夕方には、延焼が拡大する危険がなくなったとして、「鎮圧」を宣言していました。

10日まで、大船渡市三陸町綾里地区など、979世帯2424人に避難指示が続いていましたが、先ほど、避難指示はすべて解除されました。消防は、引き続き鎮火に向けて作業を続けています。

10日は、休校していた3つの小中学校も、再開するなど、生活の再建に向けて動き始めています。