TSMC進出で渋滞が課題 悪化懸念される隣の大津町でも通勤バスの実証実験
菊陽町に進出する半導体メーカー、TSMCの工場の稼働開始が来年に迫るなか、課題となっているのが周辺の交通渋滞です。熊本県は工場周辺で通勤バスの実証実験を行っていますが、隣接する大津町でも無料バスの実証実験が始まりました。
実証実験を始めたのは、大津町や県、バス会社5社などでつくるプロジェクトチームです。JR肥後大津駅と室工業団地、本田技研工業を結ぶ無料の通勤バスを、18日から5日間運行します。
■普段はバイク通勤
「いいですね、ただ、通勤時間が若干伸びる。帰りがどのくらいかかるか分からないので、お試しで乗りました」
実証実験を始めたのは、大津町や県、バス会社5社などでつくるプロジェクトチームです。JR肥後大津駅と室工業団地、本田技研工業を結ぶ無料の通勤バスを、18日から5日間運行します。
■普段はバイク通勤
「いいですね、ただ、通勤時間が若干伸びる。帰りがどのくらいかかるか分からないので、お試しで乗りました」
室工業団地周辺では、通勤時間帯の交通渋滞が慢性化していて、隣の菊陽町でTSMCの工場が稼働すればさらに渋滞の悪化が懸念されています。
■普段は車通勤
「TSMCが建ってから、工事車両でかなり渋滞するようになった。乗ってみれば楽は楽」
実証実験初日の18日は、大津町の調査で渋滞のピークとされる時間帯の1便が5分遅れたものの、出勤時間帯の10便は問題なく運行できたということです。
■大津町企業振興課 高橋由紀美企業振興係長
「大津町内でもかなり渋滞が深刻化してきている。この実証結果を踏まえ、導入についても検討していきたい」
プロジェクトチームは、利用者にアンケートを行うなどして効果を検証することにしています。