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台湾企業の進出サポートや事業承継でタッグ 行政や銀行などが連携

2024年4月10日 18:57
台湾企業の進出サポートや事業承継でタッグ 行政や銀行などが連携
企業進出サポートで協定
TSMCの進出などを受けて、熊本市は台湾の玉山フィナンシャルホールディングと連携協定を結びました。

熊本市と連携協定を結んだのは、台湾の台北市に本社がある「玉山フィナンシャルホールディング」です。

協定では台湾の企業が熊本市への進出を希望する際、共同でサポートを行うほか「玉山フィナンシャルホールディング」が熊本市の観光をPRすることなどが盛り込まれています。「玉山フィナンシャルホールディング」が日本の地方自治体と協定を結ぶのは初めてです。

一方、地域経済の将来に影響を及ぼす事業承継の問題でもタッグを組みます。玉山フィナンシャルホールディングが100%出資する玉山ベンチャーキャピタルと熊本市の肥後銀行、それに東京の日本M&Aセンターホールディングスの3社は共同で出資し企業の合併や買収のためのアドバイスや課題解決を進める新しい会社「九州M&Aアドバイザーズ」を福岡市に設立しました。

10日の開所式で、肥後銀行の笠原慶久頭取は、「将来的には九州全域を視野に更には台湾と九州の繋ぎ役としての役割も担いながら、事業承継にお悩みの事業者様、 オーナー様に真にお役に立てる存在になってほしい」と話しました。

九州経済の中心である福岡市に拠点を置くことで九州全域で事業承継に取り組みたいということです。