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「これが地域で子どもを育てる姿」4年ぶり小学校の"まつり"今年は地域主体で開催

2023年11月29日 18:17
「これが地域で子どもを育てる姿」4年ぶり小学校の"まつり"今年は地域主体で開催

宇城市の小学校で週末に、あるイベントが行われました。音楽の演奏や相撲大会など盛りだくさんですが、主催したのは学校ではありません。その狙いを取材しました。

11月26日(日)に宇城市松橋町の当尾小学校で行われた「当尾小まつり」。オープニングは元気いっぱい、音楽部の演奏からスタートしました。
その後、子どもたちは学年ごとにに分かれて校庭で相撲大会を開いたり、地域の人に昔遊びを教えてもらったり、レクリエーションが目白押し!

新型コロナの影響で中止になる4年前までは、学校が主催していたこのまつり。しかし、新型コロナが落ち着いた今年は、運動会など秋の行事が重なり、開催をあきらめる話が持ち上がりました。

そこで保護者が協力を呼びかけたのが地域の人たち。PTAや区長会、民生委員など「地域主体」で開催することになりました。学校と地域が手を取り合って開く初めてのまつりに、学校の先生は。

■当尾小学校 中村道恵校長
「地域の方がものすごくたくさん参加されていて、これが本当の地域で子どもを育てるという姿なんだととても感動した」

子どもたちのためにと準備を進めてきた保護者からはこんな声も…。

■6年生保護者 平野直美さん
「今までは、学校で先生方に行事をやっていただいていたので、こんなに大変な下準備や前準備があったんだなとすごく感じた。先生たちの苦労がとても分かりました」

(餅つき)「よいしょ~よいしょ~」

「地域で子どもを育てる」。その取り組みは、地域の人にも思わぬ影響をもたらしていました。

■餅つきを見守る女性
「楽しいですね。孫たちのようで、きょうは一日楽しみます」
■小学5年生
「餅つきしました。めちゃくちゃ楽しかったです。おいしかったです、餅が!」
■区長会 池辺敏雄会長
「子どもたちを見ていたら楽しそうにやっていましたので、協力して良かったなと改めて思っています。子どもたちだけでなく、これで地域の横のつながりも深まるかなと」

子どもたちの思い出と地域のつながりを。コロナ後に生まれた新たな「まつり」の姿がここにありました。