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「逆境にこそ夢がある」蒲島知事が最後の出前ゼミ 子どもたちに夢を持つ大切さ伝える 就任以降77回実施

2024年2月22日 12:16
「逆境にこそ夢がある」蒲島知事が最後の出前ゼミ 子どもたちに夢を持つ大切さ伝える 就任以降77回実施

熊本県の蒲島郁夫知事は21日、五木村で最後の出前ゼミを行い、子どもたちに夢を持つことの大切さを伝えました。

蒲島知事は、就任した2008年から小中高校や大学で出前ゼミを行い、自らの体験を通して夢を持つことの大切さを伝えてきました。77回目となった21日の出前ゼミは五木中学校で行われ、人吉高校五木分校の生徒と合わせ21人が講義を聞きました。

蒲島知事は「逆境の中にこそ夢がある」をテーマに、小学2年の時から高校3年まで新聞配達をして家計を支えたことなどを話しました。そして、転機となったアメリカへの農業研修や仮入学から始まった大学での学生生活、研究生活で頑張ったこと、知事選に立候補したきっかけなどを語り、夢を持ち続け努力することの大切さを生徒に伝えました。

質問で任期中に一番苦しんだ決断を問われた蒲島知事は、川辺川ダム建設の白紙撤回の後、熊本豪雨をきっかけに流水型ダム建設を容認する方向に転じたことをあげました。
■熊本県 蒲島郁夫知事
「一度決めたことを自分で変えるということはとても難しい。でも、自分のための政治ではなくて県民のための政治だから、県民にとってどちらがいいかということを判断しないといけない」

蒲島知事の任期は4月までで、出前ゼミは今回が最後だということです。