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【有事への備え】松野官房長官が熊本訪問 南西諸島の住民避難が必要になった際の受け入れ態勢準備要請

2023年10月17日 17:55
【有事への備え】松野官房長官が熊本訪問 南西諸島の住民避難が必要になった際の受け入れ態勢準備要請

松野博一官房長官が17日、熊本入りし、有事で南西諸島の住民の避難が必要となった場合の受け入れ態勢の整備を蒲島知事に求めました。

松野官房長官は、日本に対する攻撃から国民の命や財産を守る「国民保護」の取り組みについて意見交換しようと、17日から2日間の日程で、熊本県と鹿児島県を訪れています。

台湾有事への懸念が高まる中、政府は、有事の際に南西諸島など離島の住民をどう避難させるか検討していて、熊本県をはじめ九州各県が受け入れ先として想定されています。

松野官房長官は災害時に情報収集などを行う県防災センターを視察した後蒲島知事と面会し、離島からの避難受け入れに向け、来年度中に計画をまとめるよう協力を求めました。

■松野博一官房長官
「万一の避難先として、九州各県の役割は非常に大きいと考えており、避難住民の受け入れのシミュレーションを前に進めていただく必要があると考えています」

蒲島知事は「台湾有事などは極めて深刻な問題。不測の事態に備えて関係を密にしたい」と話しました。