天草新ごみ処理施設計画は正式に企業と契約解除
天草のごみ処理施設の建設をめぐり天草広域連合は、20日、正式に企業との契約解除の合意書を交わしたと発表しました。
天草市に建設される新たなごみ処理施設をめぐっては天草市と上天草市、苓北町でつくる広域連合が一般競争入札で、福岡県の企業グループと368億5000万円で契約を結んでいました。
しかし、企業グループが提案した焼却灰の資源化施設をめぐり「虚偽の報告」があったとして広域連合は契約を解除する方針を決め、20日、正式に契約解除の合意書を交わしたと発表しました。
合意書には、双方が損害賠償など金銭の支払いを一切求めないとの内容も盛り込まれていて、現時点で、広域連合からの支出は発生していません。
広域連合は、3年をめどに発注先の決定を目指していますが、2027年度の稼働を予定していた計画は3年ほどずれ込む見込みです。