強制不妊手術受け国を訴え 旧優生保護法訴訟・熊本訴訟も来月7日和解へ
旧優生保護法をめぐる訴訟
旧優生保護法のもと、不妊手術を受けさせられたとして熊本県内の2人が国を訴えた裁判で、来月7日に和解が決まったことを弁護団が明らかにしました。
旧優生保護法をめぐってはことし7月、最高裁判所が「憲法違反」と判断し、国に賠償を認める判決を言い渡しました。これを受けて国は全国10件の訴訟に対し、原告1人あたり1500万円の補償を支払うことなどで先月、原告側と一括して和解する合意書を結びました。
熊本県内では男女2人の原告が裁判を起こし福岡高裁で争っていましたが、来月7日に和解が決まったことを弁護団が16日明らかにしました。原告の1人・渡邊數美さんは今年2月に亡くなりましたが、弁護団によりますと渡邊さんの親族が裁判を引き継いでいました。
最終更新日:2024年10月16日 21:20