【築74年】熊本最古の庁舎 玉東町の新庁舎が完成 国内の市町村庁舎で初の設備も
築74年と熊本県内で最も古い庁舎として知られる玉東町役場。老朽化に伴い建て替えが進められ、環境や防災対策に配慮した新しい姿に生まれ変わりました。
1日の落成式には、関係者約120人が参加し完成を祝いました。
■玉東町 前田移津行町長
「町の悲願を達成するかたちで迎えた新庁舎の落成は、新たな玉東町のまちづくりのスタートと認識しております」
新庁舎は鉄筋コンクリートの3階建てで、延べ床面積2800平方メートル、交流の場としてキッズスペースや展望フロアなども整備されました。1階には小売店や金融機関など民間企業の入居を想定したスペースも設けられています。
さらに屋上にソーラーパネルを設置していて、再生可能エネルギーの活用によって建物に必要な電力を全てまかなうことができる「ZEB」仕様になっています。市町村の庁舎としては国内で初めてで大規模災害時の停電などにも対応できるということです。
新たな庁舎での業務は5月7日からです。また、1950年に木葉中学校として建設され、県内で最も古い庁舎として親しまれてきた現在の庁舎は、6月1日から10日まで自由に見学することができます。現庁舎は11月末までに解体工事を終え、その後は駐車場として活用される予定です。