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【なぜその名前?】家族など装った電話の詐欺被害を防げ!「でんでんむし隊」が発足

2024年4月4日 16:58
【なぜその名前?】家族など装った電話の詐欺被害を防げ!「でんでんむし隊」が発足

熊本県内で家族などを装って電話をかけ、トラブル解決のためなどとしてお金をだまし取る「電話で『お金』詐欺」の被害が相次いでいます。被害を防ごうと、熊本県警は4月から「でんでんむし隊」の活動を始めました。その名前の由来とは?

元熊本県警の警察官で、県防犯協会の職員、西井浩介さんと瀬河清信さん。「電話で『お金』詐欺」の被害を未然に防ぐ、「でんでんむし隊」のメンバーとして、4月から活動しています。

■名付け親 熊本県警生活安全企画課 柳原宏則警部
「詐欺電話の『でん』、(電話に)出ないの『でん』、無視するの『むし』、対策の『たい』として、『詐欺の電話にでないで無視する対策を行う』という意味があります」

去年の「電話で『お金』詐欺」の被害件数は104件で、2019年以降最も多く、被害総額は約2億8000万円に上りました。相次ぐ被害を受けて県警では、県内に住む65歳以上の高齢者がいる世帯に対し、会話を自動録音するなどの防犯機能が備わった電話機を無料で貸し出すサービスを行っています。

■永島由菜アナウンサー
「でんでんむし隊の2人は、防犯機能がついた電話機などの説明や設置を行うということです」

「でんでんむし隊」の2人は、電話で相談を受け付けるほか、被害を防ぐための講話を行うということです。
■でんでんむし隊 西井浩介さん
「犯人を捕まえるより、まずは被害を抑えないといけないので、2人で頑張って1件でも多くの被害を防ぎたい」

「でんでんむし隊」への相談は、電話番号096-243-3088。平日午前9時から午後4時半まで受け付けています。