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「大変申し訳ない」県の工事で19haの農地に海水流入 蒲島知事が陳謝 被害状況は調査中

2024年3月6日 18:14
「大変申し訳ない」県の工事で19haの農地に海水流入 蒲島知事が陳謝 被害状況は調査中

天草市で樋門の工事中に海水が農地に流れ込んだ問題で、蒲島知事は6日の定例記者会見で陳謝し、「農家が営農を継続できるよう、できる限り支援したい」と話しました。

■蒲島郁夫知事
「県が発注した工事で農地や農家に多大な迷惑をかけ、大変申し訳なく思っている」

この問題は2月、熊本県が発注した業者が工事を行っていた天草市の堤防の樋門から、大量の海水が田畑に流れ込んだものです。これについて県は、業者が作業を翌日に持ち越す際に、土のうが設置されていることから扉を外した状態で現場を離れたところ、満潮時に土のうを乗り越えて海水が流れ込んだとしています。

海水は田んぼや果樹園約19ヘクタールに流れ込み、被害の状況について現在、県が調査を行っています。

蒲島知事は6日の会見で、農家が営農を継続できるよう最大限の支援を行うとともに、業者には厳正に対処するという姿勢を示しました。

県は8日に説明会を開き、土壌の分析結果や今後の対応について説明する予定です。