「熊本との半導体の結びつき強めたい」蒲島熊本県知事 4月の退任後の拠点は東京に
4月に退任する蒲島知事にとって最後となる2月定例県議会は4日、新年度一般会計当初予算案などを可決し閉会しました。蒲島知事は、退任後に東京に拠点を移すことを明らかにしました。
県議会は最終日の4日、総額7707億円あまりの新年度一般会計当初予算案など84の議案を可決、承認し閉会しました。新年度当初予算は新しい知事が決める政策的な経費を除いた「骨格予算」となっていて、熊本地震や熊本豪雨からの復旧・復興事業に286億円、新型コロナを含む感染症への対策にかかる費用として328億円などとなっています。
4月、任期満了を迎える蒲島知事、最後の県議会を終え、取材に応じました。
■蒲島郁夫知事
「改めて県議会の皆様と県民の皆様に心からお礼の言葉を申し上げたいこれまで本当にありがとうございました」
蒲島知事は退任後、東京に拠点を移すことを明らかにしました。半導体関連の人材育成などで熊本県と連携協定を結んでいる東京大学の「先端科学技術研究センター」で、現在に引き続き理事を務めるということです。
■蒲島郁夫知事
「東京と熊本の半導体関連の結びつきを強めたい」