熊本県の蒲島知事は、6日の県議会で、来年3月に行われる知事選挙に立候補しないことを表明しました。16年ぶりに県政のトップが交代することになります。
６日午前中のの県議会。一般質問に立った自民党県連会長の前川收議員が、蒲島知事に｢5期目に向けた決意のほどをお聞かせください｣と、来年3月に行われる知事選への考えをただしました。
これに対し蒲島知事は、｢熊本地震や熊本豪雨からの創造的復興は目に見える形で進んでいる｣などと、4期16年の成果を強調しました。そのた上で…。
■熊本県 蒲島郁夫知事
「新たなリーダーに県政を託すとすれば、今が最も適切な時期ではないかという思いに至りました。私は与えられた今の任期を全うした上で、次の知事選には出馬しないことを決断いたしました。残る任期を全力で尽くしてまいります。みなさん本当にありがとうございました」
来年の知事選に立候補しないことを表明しました。蒲島知事は山鹿市出身の76歳。年齢は秋田県、岐阜県の知事と同じですが、学年は蒲島知事が1つ上。全国の知事の中で最年長です。JA職員や東京大学の教授などを経て、2008年の知事選挙で初当選。熊本県知事として最長となる4期目を務めています。
知事選挙は来年3月に行われ、16年ぶりに新たな県政のトップが誕生します。
