蒲島知事が来年の知事選不出馬を表明 「有能な人物に託すことが最も望ましい選択」
熊本県の蒲島知事は、6日の県議会で、来年3月に行われる知事選挙について立候補しないことを明らかにしました。
■熊本県 蒲島郁夫知事
「新たなリーダーに県政を託すとすれば、今が最も適切な時期ではないかという思いに至りました。私は与えられた今の任期を全うした上で、次の知事選には出馬しないことを決断いたしました」
6日午前中に開かれた県議会の一般質問への答弁の中で、蒲島知事は、熊本地震や熊本豪雨からの創造的復興は目に見える形で進んでいるなどとして、「県政は良き流れが加速しており、有能な人物に県政を託すことが、良き流れをさらに強くさらに大きくし、最も望ましい選択ではないか」と述べて、来年3月に行われる知事選挙に立候補しないことを明らかにしました。
蒲島知事は山鹿市出身の76歳。JA職員や東京大学の教授などを経て、2008年の知事選挙で初当選し、熊本県知事としては最長となる4期目を務めています。知事選挙は来年3月に行われ、16年ぶりに新たな県政のトップが誕生します。