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27日真夜中からザーザー降りに 鹿児島・宮崎に線状降水帯予測情報

2024年5月27日 20:08
27日真夜中からザーザー降りに 鹿児島・宮崎に線状降水帯予測情報

気象庁は27日、鹿児島県と宮崎県に線状降水帯の「予測情報」を発表しました。ただし熊本県も注意が必要です。雨雲が南から広がり始め、日付が変わるころから活発な雨雲が県内に流れ込んできます。

このため1時間に多いところで60ミリの非常に激しい雨が降り、28日夕方までの24時間に多いところで200ミリの雨が予想されています。つまり線状降水帯が発生しなくても、大雨のおそれがあるんです。

雨のピークは、日付が変わって28日未明から昼前までです。

真夜中からザーザー降りとなりますので、枕元には念のため災害用持ち出し袋などを用意しておいてください。またお住まいの自治体が発表する情報や、気象庁ホームページのキキクルなどを利用し、災害の危険度が迫っていないかを確認。そして線状降水帯発生予測が出ている鹿児島・宮崎と隣接する県内の市町村では、活発な雨雲が流れ込むかもしれないので、いつもより警戒を高めるようにしてください。

鹿児島県と宮崎県に出された線状降水帯の予測情報は、発生の12時間前から6時間前に伝える「半日前予測」での発表です。これまで地方単位で発表されていましたが、27日から「府県単位」での発表に運用が変更されたんです。これまでよりきめ細かな予測が期待されます。

そして27日は阿蘇中岳の火山活動が活発になっていることから、噴火警戒レベルを「3」に引き上げる可能性もあるという気象台の情報が入ってきました。

福岡管区気象台は27日午後3時25分、阿蘇中岳の火山性微動の振り幅が大きくなったため、現在の噴火警戒レベル「2」から入山規制の「3」に引き上げる可能性があると発表しました。天候が回復次第、現地で火山ガスなどの調査を行う予定です。