「花を廃棄したくない!」フラワーロスをなくそうと見事な花手水へ
SDGsに関する話題です。
冠婚葬祭の花の装飾を手掛ける熊本市の会社が「廃棄される花」、フラワーロスをなくそうとある取り組みを始めました。
10月10日、秋の例大祭を迎える熊本市の別所琴平神社に7日、色とりどりの花が持ち込まれました。
■株式会社One Flower片山大心社長「花びらだけを使って手水舍を飾らせていただこうかと考えております」
この花の舞台となるのは神社の手水舍。花の部分だけを手を清める水に浮かべ「花手水」へ生まれ変わるのです。
この会社では結婚式や披露宴、葬儀会場の花の装飾などを手掛けていますが毎日、1キロほどの花を廃棄していると言います。
花の生産農家でも茎や葉の状態が悪く出荷できないものは花を咲かせても処分するしかありませんでした。
これらを活用したのが花手水。茎や葉を落として水に浮かべるためまだまだ花の美しさを保てます。
■株式会社One Flower片山大心社長「フラワーロスという言葉も花業界でもコロナの以前から長年問題になっていた 手をお清めされる時に少しでも嬉しい気分になっていただけるといいかな」
別所琴平神社は10日が秋の例大祭。
これまでも近所の人や参拝者が花を持ち込んでくれることから独自に、手水にアレンジをしていましたが今回、初めてプロに頼むことに。
そして、飾ること40分。
■藤岡久子権禰宜「すご~い 何という素晴らしさ!」
仕上がった花手水はユリにダリアにトルコキキョウと10種類!
■参拝者「いやぁ~自分としてはものすごく嬉しいですねお花も結構好きですので季節の花があるのは地域の人たちにとっても来やすい場所になるのかなって思います」
■藤岡久子権禰宜「本来でしたら破棄して人目に触れずにっていうお花がこうして多くの方に感動や喜びや幸せを与えて頂けることができる」
別所琴平神社の花手水は、あと数日、楽しめるということです。