｢元町議殺害事件｣現場の住宅に2人分の足跡 逮捕･送検された男2人のものとみて捜査
3年前に熊本市南区城南町で元町議の男性が殺害された事件の続報です。熊本県警は強盗殺人の疑いで男2人を逮捕･送検しましたが、事件現場に2人分の足跡が残されていたことがわかりました。
この事件は2021年5月、熊本市南区城南町の住宅で、元町議の中村尊徳さんが殺害され、金庫や軽トラックなどが奪われたものです。警察は、強盗殺人などの疑いで熊本市中央区渡鹿の無職、陳野直也容疑者(43)と八代市鏡町の塗装工、上田亨容疑者(41)を逮捕、送検しました。
この事件で、現場の中村さん宅に残されていた土足の跡が2人分だったことが新たにわかりました。警察は、この足跡が実行役とされる容疑者2人のものとみて捜査しています。
また、陳野容疑者は18年前の2006年にも熊本市東区の店舗兼住宅に集団で押し入る強盗事件を起こしていたことが関係者への取材で明らかになりました。陳野容疑者は住人を脅して現金1300万円あまりを奪うなどした強盗の罪で懲役11年の判決を受け服役していました。
警察は、城南町の事件について他にも指示役や情報提供役など関係した人物がいないか慎重に捜査を進めています。
