のべ1万8千人分か 熊本市発行住民票写しに記載ミス 現在も誤ったまま発行される可能性
熊本市が発行した住民票の写しに、最大でのべ1万8000人分あまりの記載ミスの可能性があることがわかりました。現在も、誤った記載の写しが発行される可能性があるということです。
誤った記載が発覚したのは、新しい住民記録システムに移行した8月14日以降に発行された住民票の写しです。
同じ区内で住まいを変えた際前の住所が記載される欄で、植木町など、合併する前の住所に「熊本市」が表記される、本来必要ない記載が最大で約1万3400人分。他にも、熊本市外からや、区をまたいで引っ越しをした際、直前の住所を記載する欄に、さらに過去の住所が記載されるミスも最大で5100人分あまりあるということです。
9月6日、区民課に市民が申し出て発覚しました。新しい住民記録システムは、富士通ジャパンが委託を受けてシステム構築を行いましたが、熊本市はデータの移行に不具合はなかったとしています。
ミスの原因について熊本市は、新しいシステムの運用前に必要なデータの検証が不足していたためとしていて、10月19日までに修正する予定です。住民票の写しの発行は現在も停止していませんが、誤った記載のまま発行される可能性があります。
熊本市は現在、実際に誤記載のまま発行された写しの件数を調査していて、正しいものが必要な場合は、窓口で差し替える対応をします。