「以前からやっていた」男児の裸を盗撮した疑い教諭の男 スマホに別の男児とみられる画像も
温泉施設で男の子の裸を盗撮したとして、中学校教諭の男が逮捕・送検されました。男のスマートフォンからは複数のわいせつな画像が見つかっていて、教育委員会も対応に追われています。
性的撮影処罰法違反の疑いで逮捕・送検されたのは、山鹿市立菊鹿中学校教諭の福田怜史容疑者(37)です。福田容疑者は8月30日夜、熊本県北部の温泉施設の脱衣所で小学校高学年とみられる男の子の裸をスマートフォンで撮影した疑いがもたれています。
警察によりますと、9月6日夜、別の温泉施設から「不審な動きをしている男性がいる」との通報を受け、警察官が福田容疑者のスマートフォンを調べたところ、今回のわいせつな画像が見つかったということです。
調べに対し福田容疑者は、「性的欲求を満たすためにやった。以前からやっていた」と話し、容疑を認めているということです。警察は、シャッター音の出ないカメラアプリを使って撮影していたとみています。
福田容疑者の逮捕を受けて、山鹿市教育委員会は8日、臨時の校長会議を非公開で開きました。
■山鹿市 堀田浩一郎教育長
「子どもたち、保護者、そして地域に本当に申し訳なかったなという思いでいっぱいでございます。今後こういうことがないように、しっかりと取り組みをやっていきたいと思っています」
福田容疑者が勤務する菊鹿中学校は8日、保護者会を開いて経緯を説明しました。「音楽と家庭科を担当していて、やさしくいい先生だった」と保護者が話す福田容疑者。スマートフォンからは、別の男の子とみられる複数のわいせつ画像が見つかっていて、警察が調べを進めています。
【スタジオ】
熊本県教委と熊本市教委によりますと、2019年度以降、逮捕された県内の教職員はあわせて19人です。逮捕された容疑を見てみると、19人のうち6割を超える12人が強制性交等未遂や児童買春、児童ポルノ禁止法違反など性犯罪となっています。