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【豪快な放水】「近世石橋の傑作」江戸時代建造の国宝・通潤橋 指定後初の週末は観光客でにぎわう

2023年10月2日 18:03
【豪快な放水】「近世石橋の傑作」江戸時代建造の国宝・通潤橋 指定後初の週末は観光客でにぎわう

国宝指定後、初の週末を迎えた山都町の通潤橋。豪快な放水を目当てに多くの観光客が訪れていました。

■平井友莉アナウンサー
「熊本市中央区の老舗百貨店鶴屋にも、懸垂幕が掲げられました」

9月27日に登場した、通潤橋の国宝指定を祝う懸垂幕。遠足や観光で訪れたことがあるという人も多く、街の人からも喜びの声が。

■30代男性
「小学校の研修でも行っていたので、国宝になるのはすごくうれしいです」
■20代男性
「国宝になり、これからたくさん人も来ると思うので、どんどん活性化していってくれたらいいかと思います」
■20代女性
「小学生の時以来行っていないので、この機会に行ってみてもいいかな。子どもはまだ見たことないので、行ったらちょっとびっくりするかな」

土木構造物として初めて国宝に指定された通潤橋。江戸時代末期の1854年、水不足に悩んでいた白糸台地に水を通すために建造されました。

国の文化審議会は、通潤橋を「他に類がない近世石橋の傑作」と高く評価しました。

国宝指定後、初めて迎えた週末。豪快な放水を楽しむ観光客の姿が見られました。

■熊本市から
「昔の人が手でこれを築き上げたのはすごい。水が出る仕組みを作ったというのが、あわせてすごいと思いました」
■東京から
「自然を感じながら、歴史を感じながら、時間を過ごした」
■熊本市から(実家が山都町)
「みんなにもっといっぱい来てもらえたら」

県内2例目となる国宝指定は山都町にどんな恵みをもたらすのか。行政の手腕が問われています。