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【豚熱】熊本県内でワクチン接種始まる ペット用のミニブタなども接種の対象

2023年9月27日 18:09
【豚熱】熊本県内でワクチン接種始まる ペット用のミニブタなども接種の対象

8月、九州では31年ぶりに佐賀県で確認された豚やイノシシの伝染病「豚熱」。感染を予防しようと、27日から熊本県内で豚へのワクチン接種が始まりました。

山鹿市にある城北家畜保健衛生所に届いた豚熱の感染を予防するワクチン。8月末に佐賀県唐津市の養豚場で「豚熱」が確認されたことから、県では9月19日、家畜伝染病予防法に基づいて、所有者に対し全ての豚やイノシシへのワクチン接種を命じました。

これを受けて、城北管内では27日、約200頭の豚にワクチンを接種しました。

県内では183か所の農場で約31万頭の豚が飼育されていますが、ペット用のミニブタなども接種の対象となります。獣医師でなくてもワクチンが打てるよう、農場の職員に研修を行っている熊本県。さらに。

■熊本県城北家畜保健衛生所 白石隆所長
「豚熱は、ワクチン接種農場で令和2年から出て来ているので、ワクチン接種によって安心することなく、飼養衛生管理基準を順守を徹底するよう家畜保健所は指導していきたい」

県ではワクチン接種を進めるとともに、野生のイノシシを豚に近づけないことが重要だとして、農場を囲む柵の管理も呼びかけています。