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熊本城の敷地内で見つかった空洞の埋め戻し始まる 原因は50年前の石垣工事で地盤が緩くなったか

2025年2月13日 18:50
熊本城の敷地内で見つかった空洞の埋め戻し始まる 原因は50年前の石垣工事で地盤が緩くなったか
熊本城管理事務所提供
熊本城の敷地内で通路の下に見つかった空洞を埋め戻す作業が始まりました。この空洞ができた原因とは。

13日朝、熊本城・西大手門前の通路で行われていたのは。
■緒方大樹記者
「空洞に特殊な土を流し込み、穴を埋め戻す作業が進められています」

空洞が見つかったのは、熊本城北口と二の丸広場をつなぐ通路の地下です。空洞は1月31日、街灯のケーブルをつなぐため道路の掘削工事を行っていた際に見つかりました。

通路の下にあった直径約30センチ、深さ最大2.5メートルの空洞。熊本市は、固まりやすい加工を施した特殊な土を用意し、13日朝から空洞と周辺の地盤が緩い場所に流し込みました。

空洞ができた原因については、約50年前に付近の石垣工事を行った際、通路の一部を削って土を盛り直したことで地盤が緩くなった可能性があるとしています。熊本市は、2月19日に西大手門前の通路全体約80メートルの範囲で、地中レーダーを使って空洞や異物がないか確認する予定です。

最終更新日:2025年2月13日 18:50