【パワハラ】6年前には自殺も 上益城消防組合の男性消防士が部下への平手打ちなどで停職処分
部下に平手打ちなど6件のパワハラ行為をしたとして、上益城消防組合の40代の男性消防士が停職4か月の処分を受けました。
2月10日付で停職4か月の懲戒処分を受けたのは、上益城消防署に勤務する40代の男性消防司令補です。上益城消防組合によりますと、司令補は去年10月から今年1月にかけて、同じ消防署に勤務する30代の部下に平手打ちをしたり、尻を膝で突き上げたりするなど6件の暴行を行ったということです。
暴行を受けた部下が消防組合の窓口に相談してパワハラ行為が発覚。聞き取りに対し司令補は、「コミュニケーションの延長で悪意はなかった」としながらも、不適切な行為だったことを認めたということです。
上司にあたる上益城消防署の署長と上益城消防組合の消防長も管理責任を問われ、減給処分となりました。
上益城消防組合では6年前、当時46歳の男性消防士が上司のパワハラを理由に自殺しています。上益城消防組合は、「ハラスメント撲滅に向けた取り組みを行ってきたにも関わらず無念。信頼を裏切る結果となってしまったことに深くおわび申し上げます」とコメントしています。