阿蘇の農耕祭事の始まり「踏歌節会」 御田祭で歌われる田歌の歌い始め
国の重要無形民俗文化財「阿蘇の農耕祭事」の始まりとなる行事「踏歌節会(とうかのせちえ)」が10日、阿蘇市の阿蘇神社で行われました。
踏歌節会は、御田祭で歌われる田歌を年の初めに歌う儀式です。踏歌節会が終わるまでは田歌を歌うことが禁じられていたことから、歌い始めともいわれています。10日の踏歌節会には氏子でつくる御田歌保存会約50人が出席し、めでたい言葉で正月を祝う田歌が歌われました。
田歌の起源は田植歌が芸能化したもので、江戸時代以降、阿蘇神社の行事に取り入れられたと考えられています。
最終更新日:2025年2月13日 12:08