興味のある職業を体験して、就職への意欲を高めます。

“体験型” の合同企業説明会が長崎市で行われ、長崎女子商業高校の生徒が県内企業の魅力に触れました。　

自衛隊の敬礼を学んだり。
洋服販売の店員になりきっての声掛けも。

（生徒が接客体験）
「お客さまの系統の人がよく着ていますよ」

実際に体験して、仕事の魅力を感じます。

長崎市で行われた体験型の「合同企業説明会」。

就活支援の冊子など手がける諫早市の広告代理店『nps』が、高校生に地元企業の魅力を知ってもらおうと、2019年から取り組んでいます。

（『nps』企画・営業担当　松山 恵梨さん）
「少しでも働くイメージが湧いてもらえればと思い、開催している。“五感” を使っていろいろな企業の製品や仕事を体験してほしい」

今年は、福祉や販売業などの分野から県内の25社が参加。

長崎女子商業高校の1、2年生約350人が、興味のある企業のブースで実際に仕事を体験し、将来に夢を膨らませていました。

（生徒）
「花のヘアアレンジをした。初めてだったが上手にうまくできた。新しいことに挑戦できたので、いい経験になった」

（生徒）
「知らないことをたくさん知れてすごく楽しかった。まだはっきり決まっていないが、いろんなところを回って見つけたい」

今年度卒業した高校生の就職内定率は、91.2％。このうち、6割あまりが県内での就職です。

長崎女子商業高校では、半数以上が就職を選び、ほとんどが県内での就職を予定しているということです。

体験型の合同企業説明会は、5月頃にも行われる予定だということです。