鳥取県内を走る2つのラッピング列車がリニューアル 桜の花びらと共にバイクの「隼」を描いた4代目の“隼列車” 白と黒の「名探偵コナン列車」は5年ぶりのリニューアル
鳥取県内を走る2つのラッピング列車がリニューアルされ多くのファンが詰めかける中、3月16日にそれぞれ出発式が行われました。「隼」に「コナン」。新たな車両の姿とはー。
3月16日に新デザインの列車の出発式が行われた若桜鉄道の隼駅。スズキの大型バイク「隼」と同じ名前を持つこの駅は、ライダーの聖地になっています。「隼」のラッピング列車もライダーたちの熱い思いを受け、誕生しました。
今回、登場したのは4代目の“隼列車”。若桜鉄道にちなんだ桜の花びらと共にバイクの「隼」を描き、疾走感のあるデザインにしました。隼の新しい装いを一目見ようと、雨が降る中、大勢の鉄道ファンやライダーが集まりました。
鉄道ファン
「これは若桜谷を担う列車でありますので、隼のライダーの方が全国から集まっていただいて帰り道、若桜の元気を全国へと広げていただきたいと願っております」
「格好いいです。とてもぴかぴかで乗ってみたいです。桜のデザインがかっこよかったです」
そして、雨のJR山陰線の由良駅ではー。2012年度から鳥取ー米子間を中心に運行している「名探偵コナン列車」も約5年ぶりにリニューアルされました。
鳥取県 平井伸治 知事
「コナントレインを走らせることになりましたら、 これがほんとの“コナンとレイン(雨)”になってしまいました。そんなわけでコナントレイン、皆さまに楽しんでいただきたいと思います」
今回は2種類のデザインを採用しました。「白の車両」にはコナンと仲間たちをデザイン。もう一方は「黒の車両」でコナンたちと対立する黒ずくめの組織のメンバーが描かれており、車体だけでなく内装にもコナンと黒ずくめの組織のキャラクターが描かれています。
ファン
「コナン君がバンっと白い列車に載っていたのがかっこよくて、一緒に(写真を)撮りました。倉吉に行ってまた由良に戻ってこようと思います」
「すごくかっこよくて、見られて良かったです。乗れるだけでうれしい。乗りたいですね」
「哀ちゃんが推しなんですけど、めっちゃかわいかったです。哀ちゃんファンに自慢したい」
ファンと共にリニューアルを祝いに訪れていたのが名探偵コナンの作者・青山剛昌さんの父・ヒロミチさん。
青山剛昌さんの父・ヒロミチさん
「すごいです。こんなのを作ってもらえてありがたい。お客さんに喜んでもらうのがいいですよね。普段からコナンに興味がある人が乗られたら余計に喜ばれると思いますよ」
リニューアルされた2つのラッピング列車の登場。さらなる利用客の増加に期待がかかります。
鳥取県 平井伸治 知事
「鳥取県各地でこうした鉄道の話題が出来上がりました。ぜひ、コナン列車・隼列車に乗っていただいて、山陰の旅を満喫してほしいと思います」