×

【史上初】熊本産の競走馬がG1「中山GJ」連覇 "イロゴトシ"生産者喜びの声

2024年4月24日 19:18
【史上初】熊本産の競走馬がG1「中山GJ」連覇 "イロゴトシ"生産者喜びの声
イロゴトシ 中山GJ(J・G1)連覇

日本の競馬で最も高い格付けの「G1レース」。
熊本の牧場で生まれた馬がレース連覇を果たしました!
2年連続となる九州初の偉業。馬が生まれた牧場を再び取材しました。

高さ1.6メートルの大竹柵を踏み切ってジャンプ!
高低差5メートル以上の坂や、障害物を乗り越えながらゴールを目指す馬たち。

4月13日。千葉の中山競馬場で行われたのは障害競走のG1レース「中山グランドジャンプ」です。

12頭で争ったレースの終盤、馬群から抜け出し先頭に立ったのは緑のヘルメットの8番「イロゴトシ」です。

7年前、熊本市の本田牧場で生まれたイロゴトシ。
去年、九州産の馬として史上初のG1レース優勝(中山グランドジャンプ)を果たしました。
それから1年、ことしも同じレースに出場したイロゴトシ。絶妙なペース配分でスパートをかけ迎えた最終コーナー。見事1着でゴールイン!

優勝賞金は6600万円。連覇ももちろん、九州産の馬で初の快挙です。
40年以上前から競走馬を生産している牧場主の本田土寿さんも家族と見届けました。

レース後、本田さんのもとにはお祝いの花がズラリ。
本田さんも笑顔で喜びを語りました。

■本田牧場・本田土寿さん
「嬉しい。嬉しすぎますね。去年長年の念願がかなって、あの感覚というのはまた味わいたいなという思いが強くて。こんなに早くまた2つ目が勝てるなんて夢にも思っていませんでした」

そんな本田さん、馬のためにさらなる環境整備を進めました。

■吉田佳記者
「イロゴトシを生んだ熊本の本田牧場。新たにオープンしたこちらの牧場は総面積約55ヘクタール。東京ドーム11個分以上の広さで馬たちものびのび育っています」

飼育する60頭ほどの馬とともに、また次の大舞台へ。イロゴトシとその後輩たちの今後の活躍にも期待が持たれます。

■本田牧場・本田土寿さん
「九州から素晴らしい馬がまだまだ出てくると思っています。イロゴトシありがとう!またしっかり体をケアして頑張ってください!ありがとう!よろしくお願いします!」