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「小浜・京都ルート」前提に 大阪までの全線整備に向けて活動することを確認 北陸新幹線建設促進同盟大会

2024年5月22日 19:52
「小浜・京都ルート」前提に 大阪までの全線整備に向けて活動することを確認 北陸新幹線建設促進同盟大会

北陸新幹線の建設促進を目指す会合が22日東京で開かれ、沿線の知事らが1日も早い大阪までの全線整備に向けて活動することを確認しました。

北陸新幹線沿線の10の都府県でつくる建設促進同盟会の大会が東京で開かれ、会長を務める福井県の杉本知事は「小浜・京都ルートでの1日も早い全線開業を目指すため、ことしは正念場の年になる」とあいさつしました。

敦賀から西のルートについては2016年、与党のプロジェクトチームが当時上がっていた3つの案から福井県小浜市から京都を経由して新大阪に至る「小浜・京都ルート」を選び決定しました。

しかし、着工のめどは立っておらず、石川県内の複数の市長などからは米原ルートへの見直しを求める声が上がっています。

新田知事は、22日の会合で…
「小浜・京都ルートの施工上の課題の早期解決に加えまして、財源確保をはじめとする着工5条件についても早期の解決をはかり、一日でも早い大阪までの全線開通整備が実現されるようお願いする」

このように述べ、「小浜・京都ルート」での全線整備を求める考えを示しました。

会合のあと新田知事など北陸の知事らは政府・与党に早期着工や財源の確保などを要望しました。

敦賀から西の区間について国の予算は2年連続で「事前調査費の計上」にとどまっています。

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