富山県営渡船が岸壁に衝突 2人が重軽傷 3月25日 始発前に客乗せる
射水市の越の潟と堀岡を結ぶ県営渡船が3月25日、岸壁に接触し、はずみで転倒した乗客1人と船員1人がけがをしていたことがわかりました。
県によりますと3月25日の午前7時前、県営渡船「海竜」が本来の始発の前に「越の潟」の待合室にいた乗客を船員の判断で乗せて「堀岡」へ向け運航しました。
到着した際に船が岸壁に接触し、乗客1人と船員1人が転倒しました。
乗客は背中の打撲、船員は肋骨を折る大けがをしたということです。
操縦していた船長にけがはありませんでした。
県の聞き取りに船長は「わき見をしていた可能性がある」と話しているということです。
発表が28日になったことについては、事実関係の把握に時間がかかったためとしています。
県は職員に対し安全運航の徹底とともに正規の運航時間外に乗客を乗せないよう呼びかけたということです。