高岡市 能登半島地震の液状化被害対策の中間報告を発表
高岡市は、能登半島地震で発生した液状化被害対策の中間報告をきのう発表しました。液状化が起きたのは地下水位が高く地表面近くに緩い砂の層がある所で、対策には、水位を下げたり地盤を囲い込んだりする工法が有効だとしています。
高岡市は、能登半島地震で液状化被害が出た伏木、吉久、横田地区で対策を調査・検討しています。
市の中間報告によりますと、能登半島地震では、地下の水位が高い、緩い砂の層に地震の力が加わって液状化現象が起きたということで、今後、同じ規模の地震が起きると再び液状化が起きる可能性があるとしています。
対策としては、地下の水位をポンプなどで強制的に下げて、地表面から下、数メートルを液状化しない層にする方法と、地中に壁を格子状に設置して液状化の地盤を囲い込み、地盤が変形するのを防ぐ方法が有効だとしています。
しかし、ポンプの維持管理や工事費用などで課題があり、さらに詳細な調査が必要だとしています。
高岡市は今後、追加の地盤調査を行って今年度中に対策工法の方針を決めることにしています。