野生のオスからの人工授精 ニホンライチョウの卵が成長 富山市ファミリーパーク
全国で初めて野生のオスからの人工授精で産卵した富山市ファミリーパークのニホンライチョウの卵が、細胞分裂をして成長していることがわかりました。
細胞分裂しているのは産卵した12個のうち4個で、15日富山市ファミリーパークの職員が確認しました。
富山市ファミリーパークは2015年からライチョウの繁殖技術の確立に取り組んでいて、2024年度から全国で初めて、野生のオスとの人工授精を始めました。
これまでに乗鞍岳に生息する野生のオス3羽から精液を採取し、飼育しているメス5羽に人工授精したところ12個の卵を産みました。
そして職員が15日検査したところ、このうち4個で細胞分裂をして成長する様子が見られたということです。
順調にいけば6月26日以降にふ化する見込みです。