富山地鉄本線での作業員死亡事故 運輸安全委員会が事故調査報告書公表
おととし4月、富山地方鉄道の本線で作業員が列車に接触し死亡した事故で、国の運輸安全委員会はきょう、事故調査報告書を公表しました。
この事故はおととし4月、地鉄本線の越中三郷駅と越中荏原駅の間の線路内で作業をしていた作業員が列車に接触して死亡したものです。
運輸安全委員会がきょう公表した事故調査報告書によりますと、富山地方鉄道の社内規定では、列車の接近を見張るための「列車見張員」の配置が義務付けられていたにもかかわらず、事故当時は配置されていませんでした。
また、作業員への安全教育も徹底されていなかったことが、事故の背景にあるともしていて、「安全管理体制の強化が必要だ」と指摘しています。
最終更新日:2025年3月27日 3:05