作業員が転落し意識不明の事故で会社と現場班長を書類送検
ことし1月、富山市のコークスを山積みにした資材置き場で男性作業員が墜落し、意識不明となっている事故で、富山労働基準監督署はきょう、会社と現場班長の50代の男性を書類送検しました。
ことし1月、富山市岩瀬池田町の資材置き場で、4メートルの高さに積まれた、石炭から作る燃料の「コークス」に雨よけシートをかけていた作業員が、コークスの周囲に設置されたコンクリートの擁壁部分およそ2.3メートルの高さから地面に落下しました。
この事故で作業員は、意識不明の重体となっています。
富山労働局によりますと、この資材置き場では、擁壁に手すりを設置するなどの「墜落防止措置」をとっていなかった疑いがあるということです。
富山労働基準監督署はきょう、作業員の会社の富山港湾運送と現場班長の50代の男性を労働安全衛生法違反の疑いで富山地方検察庁に書類送検しました。