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被災建物の公費解体 小矢部でも開始 能登半島地震で被害

2024年7月3日 20:22
被災建物の公費解体 小矢部でも開始 能登半島地震で被害
能登半島地震で全半壊した建物を自治体が取り壊す公費解体が、3日から小矢部市でも始まりました。

吉田颯人記者
「こちらには物置が1軒、建っていたということですが、元日の地震で傾き、全壊と判断されました。いま重機を使った解体作業が進められています」

公費解体が行われたのは、小矢部市法楽寺にある物置です。

3日は午前8時半ごろから重機による取り壊し作業が始まりました。

所有者の男性によりますと、物置が地震によって傾き、倒壊する恐れがあったことから公費解体を申請したということです。

所有者 中山誠一さん(71)
「まず安堵。隣にも迷惑かからんし誰か通っても(大丈夫)。それが第一。迷惑かからずに解体できたということが」

公費解体は高岡市や氷見市でも始まっていますが、解体業者の選定などに時間がかかり本格的な工事の着手までに半年を要しました。

小矢部市生活環境課 土永達也主任
「手続きに時間がかかってしまい、被災者の皆さんに不安や心配をかけて申し訳ない。被災者の方のご事情に合わせて、解体の時期を円滑に進めたいと思っている」

小矢部市は、全半壊となった市内およそ50の家屋について順次公費解体を進め、2025年3月までに工事を終えたいとしています。
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