×

創業91年 地元に愛された山口県の老舗パン屋が破産手続開始決定 売上減少で資金繰り悪化 スポンサーの支援も得られず

2025年2月28日 14:26
創業91年 地元に愛された山口県の老舗パン屋が破産手続開始決定 売上減少で資金繰り悪化 スポンサーの支援も得られず

宇部市のパン製造業の老舗「松月堂製パン」が売上減少に伴う資金繰り悪化で自己破産の申し立てを行い、28日、破産手続開始決定を受けました。

帝国データバンクなどによりますと「松月堂製パン」は1934年=昭和9年に宇部市で創業し、県内や広島市内のスーパーマーケット、小売店への卸のほか学校給食なども担当していて山口県と福岡県に直営店11店舗を展開していました。

しかし、売上減少などに伴う資金繰りの悪化で自力での再建が困難となっていました。

スポンサーからの支援を受け経営の立て直しを模索したものの支援のメドが立たず山口地裁宇部支部に自己破産の申立てを行い、28日、破産手続開始決定を受け倒産しました。

負債総額は関係会社を含めて12億円を上回るとみられています。

最終更新日:2025年2月28日 19:46