【山口天気 夕刊9/25】台風16号発生…関東など影響注意 県内は台風の直接の影響はないが 厳しい残暑が続く日々に
●台風16号が発生 今後は秋雨前線と一体化する形で 関東方面で強雨の可能性
●山口県は あす以降はしばらく晴れ間多い日々 夏の空気が盛り返し 昼間は厳しい残暑に
==========
きょう25日(水)の県内は、湿った空気の流れ込みや気圧の谷の影響で、昼過ぎ頃から所々で雨が降る、スッキリしない天気に。ただし、雨雲が大きくはまとまらず、日暮れの時間になるにつれて、雨雲エリアは徐々に縮小しています。今夜までは所々にわか雨がありそうですが、あす26日(木)には天気は回復してくる見込みです。
また、きょう25日(水)は日本の南、奄美大島の東の海上で、台風16号が発生しました。元々、この場所には数日前には秋雨前線があった所で、その前線から切り離された雲が、暖かな海の上で渦を巻き、発達したものです。元は秋雨前線、という点で、台風の生い立ちとしては、少々珍しいケースでもあります。
このあと台風としてはさほど発達の雰囲気はなく、27日(金)頃には四国の南で熱帯低気圧に変わる見込みです。
ただし、熱帯低気圧に変わった後、また秋雨前線に取り込まれる形で、関東など東日本方面で強い雨を降らせる可能性があります。
県内は、特に台風の影響はなく、しばらく晴れ間の多い天気が続く見込みですが、台風によって、南からの暖かな空気が勢力を盛り返し、せっかく季節が秋に変わり始めたところで、また、最高気温が山口市内で33度前後という、厳しい残暑が戻ってきそうです。
あす26日(木)の県内は、一時的に雲が空に浮かぶ程度で、おおむね晴天の洗濯日和の一日。朝の気温は20度前後ですが、日中は各地で30度を超え、山口市内は33度まで上がるなど、昼間は、また真夏が戻ってきたかのような、身体に堪える暑さになりそうです。
来週初め頃までは、晴れたり多少曇ったりの、落ち着いた天気が続く日々。朝晩は秋の涼しさが感じられますが、昼間、日ざしが届くと、まだまだ残暑が厳しく、最高気温33~34度くらいとなる日もあるでしょう。10月の始まりも真夏日予想ですが、来週半ばからは少々ぐずつく天気を見込んでいます。
また秋が遠のいていく日々です。厳しい残暑に油断せず、体調管理など十分気を付けて過ごしましょう
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)