「品格を感じられるような萩焼を」十六代・坂倉新兵衛さんが襲名 長門市の萩焼の窯元
およそ360年の歴史を持つ長門市の萩焼の窯元の当主が27日、代替わりをし先代の長男・正紘さんが十六代 坂倉新兵衛を襲名しました。
(襲名あいさつ)
「このたび、父より代を譲り受け 十六代 坂倉新兵衛を襲名させていただくこととなりました」
襲名の挨拶をしたのは坂倉正紘さん 40歳です。東京藝術大学と大学院で彫刻を学んだあと地元に戻り、先代である父のもとで萩焼を作り続けてきました。
坂倉新兵衛窯は長門市の深川三ノ瀬で作られる萩焼=深川萩の窯元です。
およそ360年の歴史をもち、茶の湯で用いる「茶陶」を始め様々な作品を生み出しています。
(十六代 坂倉新兵衛さん)
「窯の伝統と萩焼の伝統と自分の創意工夫を合わせた上で作品として品格を感じられるような萩焼が作れたら」
来年3月からは全国各地で襲名披露の作品展を予定しています。
また、代替わりに伴い先代は坂倉一渓と名を改め今後も活動を続けていくということです。