【動画】収賄罪で在宅起訴の職員を懲戒免職処分に~山口・防府市~8月末に書類送検
収賄の罪で防府市の職員が在宅起訴された事件を受け市は7日、この職員を懲戒免職処分にしたと発表しました。
(防府市 池田豊市長)
「信頼を大きく裏切るものであり市民の皆様に深くお詫び申し上げます」
懲戒免職処分となったのは防府市上下水道局下水道課技術補佐の村田英樹被告(47)です。
村田被告は市内の土木会社の社長に水道局が発注する工事に関する資材の単価情報を提供した謝礼にプロ野球観戦チケットなどを受け取ったとして収賄の罪で山口地裁に在宅起訴されています。
防府市では今年3月、警察から上下水道局に情報漏洩の可能性があると捜査の申し出があったということです。
8月末に村田被告が書類送検されてからも勤務させていましたが収賄の罪で起訴され本人も全面的に認めている事などから7日付けで懲戒免職処分としました。
市によりますと村田被告は普段の勤務態度に問題はなく調整力のある職員だったということですが今回の事件については「付き合いの中で断り切れなかった」と話しているということです。
事件を受け防府市は村田被告の上司だった課長級以上の職員5人を戒告や訓告処分に。また、市長の給料を10分の3、1ヶ月、上下水道局事業管理者の給料を10分の1、1ヶ月の減給とする方針です。