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米軍岩国基地 海兵隊の戦闘機がすべてF35Bに…無通告の部隊交代に住民団体が抗議

2025年3月12日 16:21
米軍岩国基地 海兵隊の戦闘機がすべてF35Bに…無通告の部隊交代に住民団体が抗議

今月8日、岩国基地にアメリカ海兵隊のF35B部隊が新たに配備されたことを受け基地機能強化に反対する住民団体が機体数などの情報を国に求めるよう岩国市に申し入れました。

申し入れをしたのは基地機能強化に反対する住民団体「瀬戸内ネット」です。

アメリカ海兵隊は今月8日、新たなF35B部隊が岩国基地に到着、「FA18からF35Bに移行した」と公表しています。

12日にはFA18部隊・12機がアメリカ本国に向けて飛び立ったとみられこれで海兵隊所属のすべての戦闘機が最新鋭のF35Bに置き換わったことになります。

防衛省は去年7月、海兵隊のFA18がF35Bに機種更新されると岩国市などに説明していましたが今回の部隊交代について事前に市への連絡はなかったということです。

瀬戸内ネットはF35Bの配備は基地機能の強化に当たるとしたうえで、無通告での配備を国に抗議すること、機体数などの情報公開を国に求めることなどを求めています。

(瀬戸内ネット 久米慶典共同代表)
「地元自治体に対しての礼儀でもあるし通告がないと市民は不安に感じる。一体基地は何をしているんだと。岩国市は軽んじられている、正直言って」

岩国市は、配備機数について「現在の数から大きく変動しないと想定される」と国から回答があり当初の説明から逸脱していないとしてこれ以上の情報公開は求めないなどしています。

最終更新日:2025年3月12日 19:51